院内紹介

 更新はほとんど行っていないですが、そういえば絵画は季節ごとに変えているな、と思い久しぶりに更新いたします。当院の内部をイメージする参考となれば幸いと存じます。尚、一番上の写真は、開院当時のもので、現在は下の絵画に入れ替わっています。

 

【院内紹介】

当クリニックを開院する際にこだわった部分を細部までご紹介致します。

まず、入口部分から。

欄間看板と自動ドアには、ロゴマークを配したクリニック名および電話番号が明記されています。ロゴマークに関しては、Hpで紹介したとおり、世界糖尿病デーでのロゴがブルーサークルであることにも関連して青をクリニックのメインカラーとしているため、青色でのマーク及びデザインとなっています。また、ロゴマークの詳細は別に紹介している通り、抱き茗荷という細合家の家紋をアレンジして作りました。

 ここを入ると玄関ですが、左手壁に掲示板、右手壁に季節感にマッチした絵画や型紙を飾っております。伊勢型紙に関しては別項に解説したいと思います。

正面が受付となっており、受付カウンターには細工が施され、これも和をイメージさせる作りとなっています。床は木のフローリングをイメージしたブラウン調でまとめてあり、壁紙を含め、全て「和」を基調とした雰囲気作りを心がけた設計となっています。(Gai空間設計)

受付には、電子カルテ(BMLQualis)端末が2台設置してあり、診察室とネットワークでカルテのやり取りができるようになっています。

入口入って右手はキッズスペースとなっておりましたが、R2.4月~新型コロナウィルス感染拡大に対応するため発熱患者用スペースとなっており、当面の間キッズスペースはありません。発熱患者は受付にて申告指示あれば当スペースで待機願います。

逆の受付左手側が待合となっており、12名収容の長椅子や床はブラウン調で、かつ、ややライトを落とし気味に設定し、緊張しないような空間作りを心がけました(H27年夏からは20名分の座席を用意し不足時は丸椅子を追加使用しております)。テレビや絵画・伊勢型紙を配し、少しでもリラックスした気分で診察を待って戴くことが出来れば、と考えております。また健康を意識して頂ければ、という期待も兼ねてやや低価格でトクホの飲料も提供する自動販売機(サントリー)も設置しております。掲示板には、注意事項やお知らせ、検査の概要を掲示し、今後も皆様にご理解を得られるよう発信する掲示物を掲示しております。ご参照ください。また、持ち出し可能な小冊子も有ります。どうぞ生活習慣病の知識の整理、改善の参考にご利用ください。

図書・雑誌のラックには、健康に関連した書籍を置き、健康・医療を考える一助となればと願っております。

 診察室1は、本来の診察室であり、電子カルテおよびレントゲン写真を見るモニターをデスク上に配置しております。これらにより、検査した心電図・CAVI、エコーやレントゲンの結果は、この診察室の電子カルテおよびモニターを介して画像として見ることができます。また、診察室の情報は、受付と共有し、診察後速やかに会計に回る様になっています。診察室シャーカステンの上のパネルは院長が、ホンデュラス国際緊急援助隊に参加した際の現地での活動を写した写真です。

 診察室2では、R1.8〜土曜のみでありましたが、R2.4月~月曜木曜土曜午前を岡村先生、水曜午後を真弓先生、木曜午後を石渡先生の各先生を帝京大学医学部代謝内分泌内科からお招きし、専門外来を実施しております。

 生理検査機器として、CAVI/ECG(フクダ電子)、ホルター心電図(防水)(フクダ電子)、超音波画像診断(東芝Apli)を装備しております。

 心電図はご存知の通りでしょうが、CAVIという装置は、血圧の影響を抑えて全身の動脈硬化をある程度測定可能とした装置で、血管年齢の概要が明らかになります。R3年に新機種に入れ替えています。汎用性の高い検査装置です。

 ホルター心電図は、防水となっており、入浴が可能です。というより、入浴という行為は心臓に負担がかかるため、本来の24時間監視心電図の目的からすると是非入浴間の記録を捉えたい事から、それを可能にしたものとなっています。

 超音波画像診断装置は、東芝XarioからR2.4月にAplioαにバージョンアップしました。前機種より更に優れたパフォーマンスを提供してくれます。心臓や腹部実質臓器(肝臓、胆のう、胆管、膵臓、腎臓、脾臓、副腎、膀胱等)の評価及び頸動脈硬化や甲状腺疾患に有効です。

 診察室2の隣が、患者用トイレとなっています。車椅子による出入り、おむつ替えもできる仕様です。尿検査はここで行い、検体(カップ)を提出窓に置いて頂ければ、検査室で処理します。

 その奥が処置・検査室となっています。

 レントゲン室は処置室を中に入って左手奥にあります。東芝のRminiで、フジの読み取り装置を使用し、撮影後すぐ診察室で画像が見られるようになっています。主に胸部単純撮影、腹部単純撮影、骨密度測定を実施します。

 検査室では、採血、血液検査および尿検査を実施します。基本的には、インフルエンザ等の口腔/鼻咽頭の検体採取は診察室で実施し、検査室で採血・採尿に係わる検査を実施します。

 血液検査は、フジ4000Sという各種生化学(AST ALT TC TG HDL-C FBS Cr BUN CK UA)及びCRPが測定できます。また別機器で、HbA1cの迅速測定も可能で、これらから、脂質・糖質代謝異常(脂質異常症、糖尿病)、肝機能障害、腎機能障害、心筋障害等の評価が可能となります。

 また、H26年から自動血球検査機器を導入し、白血球、赤血球・Hb、血小板の数的異常を評価することが可能となり、急性期疾患への対応がある程度可能となりました。